2016年2月19日 / 最終更新日時 : 2016年2月21日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 建物○土壁の家2(つちかべのいえ) Clay walls of the house 56 土壁の家に使用される材料は、長期間、水合わせした土であります。この土は、左官職人によって小舞に塗り付けられ、これを「荒壁土」、「粗壁土」、「新泥」、とも著します。荒壁土をよく「荒木田土(あらきだつち)」ともいいますが、荒 […]
2016年2月17日 / 最終更新日時 : 2016年2月17日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 材料○エポキシ樹脂1 (epoxy resin) 55 一般的なエポキシ樹脂は、5年や10年保存しても、変化がないとされています。ただし、寒冷な所に保存すると、結晶化して白く濁ることがあります。これを、そのまま使用すると、硬化不良を起こします。この時の解消法は、透明になるまで […]
2016年2月12日 / 最終更新日時 : 2016年3月9日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 建物○大沢家の土蔵(おおさわけのどぞう) Dozo of Osawa house 54 川越市にある大沢家の土蔵は、特に左官の技を見せるものであります。この土蔵は、蔵造りの街並みにあります。 大沢家の土蔵で、沿道に面した窓格子は、一見して木のように見えますが、実は、木軸に棕櫚縄を巻き、漆喰を塗り、それを木の […]
2016年2月10日 / 最終更新日時 : 2016年2月12日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 建物○土壁の家1(つちかべのいえ) Clay walls of the house 53 土壁の家に使用される材料は、当然に粘土であります。関西では「土」、関東では「泥」と呼び名が変わります。採取される場所によって色と質も異なります。粘土の持つ様々な色合い・種々の質感は、その土地に特有の情感をその土地の建物に […]
2016年2月5日 / 最終更新日時 : 2016年2月5日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 材料○合成樹脂SBR(ごうせいじゅしエス・ビー・アール) Stylen-Butadiene Rubberl latex 52 合成樹脂のSBRとは、スチレン・ブタジエンラバーの略語で、スチレンとブタジエンを重合させた合成ゴムのことです。 左官が吸水調整材として使用するものは、主にエチレン・酢ビ系のEVAというものです。EVA系の樹脂はエマルショ […]
2016年2月3日 / 最終更新日時 : 2016年2月5日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 建築部位○下地窓(したじまど) window unpainted 51 吉田兼好の『徒然草』第五十五段に「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へがたき事なり・・・」と、あります。ここに記載された建物は、高貴な人が住むものです。貧しい民衆の建物は、 […]
2016年1月29日 / 最終更新日時 : 2016年1月30日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 道具○羽子板型鏝板(はごいたがたこていた) battledore type hagoitagata-mortar board 50 羽子板型鏝板(はごいたがたこていた)は、左官工具の一種で、左官が壁を塗るときに、左手に持つ材料をのせる柄付の板であります。板の端部より切り込んで中央に握り易くなるように柄を付けてあります。鏝板先端部分には板の湾曲を防ぐた […]
2016年1月23日 / 最終更新日時 : 2016年1月26日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 歴史○明治時代の石膏(めいじじだいのせっこう) Gypsum plaste of the Meiji era 49 我が国の石膏の原石は、採取量が少なく、明治初年から輸入され、輸入に頼っていました。その結果、漆喰の左官仕上げは、多種多様に各地でみられますが、石膏が左官材料として本格的に使用されたのは昭和戦後になってからです。明治期の石 […]
2016年1月16日 / 最終更新日時 : 2016年1月27日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 下地○小舞下地(こまいしたじ)2 bamboo lathing 48 小舞を藁縄で編むことを、 […]
2016年1月9日 / 最終更新日時 : 2016年4月26日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 道具○墨壺・墨斗(すみつぼ)ink-pot 47 墨壺(すみつぼ)とは、墨出し道具の一つで、直線を引くときに使用するものです。巻き込んだ墨糸を墨池を通して引き出し,材に張り渡して、はじいて線をつけます。 大工の墨壺と異なり左官用は、壁の隅へ糸を接しなければならないため、 […]