左官一服噺  材料○聚楽土(じゅらくつち)(jyuraku-color clay )32

聚楽土の塊と練りあわせもの

写真上が聚楽土の塊で、写真下が塊を粉砕して、水で練りあわせて、寝かせた状態。

聚楽土(じゅらくつち)は、京都千本丸太町あたりで得られる壁土で、名前の由来が,採取する場所として、かつて豊臣秀吉によって造営された聚楽第跡であったといわれています。

貞享元年(1684)に刊行された京都の地誌『雍州府誌(ゆうしゅうふし)』に、以下のような記載があります。

「聚楽土、京師良賎の屋壁、悉く之を採用す。特に倉廩に宣しと為す。土性周密にして火災に逢うといえども、火気を入れしめず」

聚楽土のような良質の土は、茶の湯が隆盛になるに伴い、左官の技術を磨きあげていきました。縮緬(ちりめん)のような肌をもった壁面は、京の風土ともあって、町を陰影濃い雰囲気で包んでいきます。大徳寺王林院に見られるように、年を経るに従い独特の侘(わび)・寂(さび)の風合いを醸し出していきます。現在では、京都伏見方面で採取された色土に、他で採取した土を配合して「じゅらく色」にして販売しています。

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