左官一服噺  工法○スタッコ仕上げ(stucco finish )31

近代建築の三大巨匠の一人であるル・コルビュジエ(Le Corbusier)作のロンシャン礼拝堂。内外スタッコ仕上げが見られる。

近代建築の三大巨匠の一人であるル・コルビュジエ(Le Corbusier)作のロンシャン礼拝堂。内外壁に スタッコ仕上げが見られる。

スタッコ(STUCCO)とは、イタリアの石灰系の外壁塗材のことで、英語で『STUCCO』、ドイツ語で『STUCK』としており、かつては漆喰細工または化粧漆喰と訳されていました。スタッコは広汎に使用され、主に石灰に大理石粉、砂などを混ぜて練った建築材料で、古代ギリシャやローマでは、スタッコがフレスコ画の下地としていました。また、苆入りの石膏や、米国では外部塗壁を総称ともしています。我が国では、材料を問はないで、主として外部に使用した模様仕上げの塗り壁を言います。

工法として、吹付けによる粗めの仕上げをラフスタッコ『Rough-stucco 』とし、鏝塗り仕上げを『Trowelled-stucco』としております。一般には『Rough-stucco』が、広く知られるスタッコとしています。スタッコ材料には、スタッコアビリテー『Stuk-arbeiter』 が化粧漆喰塗仕上げの材料、スタッコギブス『Stuk-gips』が化粧石膏材料、プッツギブス『putz-gips』が上塗り専用の仕上げ石膏とするものもあります。

先に述べたように我が国では、かつて、主として外部に用いた石灰モルタの模様仕上げの塗壁をスタッコとしていました。1970年頃から「スタッコ」と銘打った、セメント系モルタルで凹凸な粗面に仕上げる材料が出現し、マンションなどの外壁に盛んに利用されました。凹凸を作るのには、塗付けた層を引ぎ起こす方法と吹付けによる方法とがあります。この工法に続いて合成樹脂による「樹脂スタッコ」も開発されましたが、セメント系スタッコのような厚付けができません。室内用のスタッコ仕上げでは、古くから漆喰等で烏帽子(えぼし)仕上げの凸部を鏝押さえした工法があります。現在でも古い喫茶店の内壁に見られことがあります。

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