左官一服噺 材料○浅葱(あさぎ)漆喰(asagi Shikkui)24 

浅葱漆喰浅葱色とは伝統色の一種で、葱に因んだ色でありますが、実物の葱より青み勝ちの浅い緑青色です。藍染で薄く染めた色で、江戸時代の半纏や手ぬぐいに使用され、特に職人たちに好まれた色でもあります。

色漆喰仕上げとしてよく使用され、黄色帯びた「浅黄」とは異なり、灰墨と群青(ぐんじょう)の顔料を混入した漆喰仕上げです。従来から廊下、浴室に使用され、泥大津色に似ています。灰墨のみだけでも、色彩が可能でありますが、群青を混入することで色彩により、深みが出ます。

ちなみに浅黄色とは、薄(すすき)で染色したもので、薄い緑みの黄色のことです。漆喰の顔料としたは、酸化黄が使用されます。

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