左官一服噺 建物部位○折れ釘と粒(つぶ)(L-nail and tsubu)23 

折れ釘と粒折れ釘は 置屋根を繋ぎ止めたり、内壁の横桟を止め、非常時には梯子を架設し、補修・改修のときには足場の架設にする役目もするものです。その折れ釘を中心にしてお椀をかぶせたような、「粒(つぶ)」と呼ばれるものが付属されていますが、この粒は土蔵の中でも、円やかさを見せるとともに、女性の乳房をも連想させます。言い伝えでは、大きな災害が起きた所ではその土蔵を解き明かし、被災者に施しを行い、その粒が多いほど母乳を与えるが如く、富の蓄積と人情味の多いことの証しであると言われています。粒の役目は、折れ釘からの雨水侵入、鉄錆防止の役目で、錆によるひび割れ防止がります。この折れ釘と粒は、関西方面の土蔵ではあまりみられません。粒は「粒皿」、「饅頭(まんじゅう)」、「鏝頭(こてがしら)」ともいいいます。

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