2018年5月5日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 材料○ドロマイトプラスター(Dolomite Plaster)110 現在、リシンの搔落としやモルタルの混和材としか使われていないドロマイトプラスターの噺です。ドロマイトプラスター、通称ドロプラと呼ばれていました。昭和30年代の学校や公共施設の内壁はほとんどこの、ドロマイトプラスターでした […]
2018年3月18日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 様式○草庵茶室2(thatched hut tea-ceremony room)109 有名な妙喜庵は東福寺の末寺で、その茶室待庵は国宝であります。待庵は天正10年(1582)に豊臣秀吉が明智光秀との戦いで山崎在陣時に茶室として築造し、その後に妙喜庵の境内に移築しました。移築した時期は明らかにされていませ […]
2018年3月12日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 様式○草庵茶室1(thatched hut tea-ceremony room)108 「埴生の宿」といえば万葉の時代以来のいぶせき住居の代名詞でありますが、土壁の民家を文学的に表現したものであります。その土壁の一種である荒壁仕立てや藁苆を表した民家の手法を数寄屋の中に逆輸入したものでもありあます。数寄屋の […]
2018年1月21日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 材料○天然糊-2(natural glue-2)108 今日、合成高分子系接着剤が主流であるが、ごく一部の用途として天然高分子系接着剤のよさもあります。天然系高分子樹脂は、各種天然物から抽出、精製し、場合によっては変性させた化合物を高分子樹脂として […]
2018年1月15日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 材料○天然糊-1(natural glue-1)107 今日、合成高分子系接着剤が主流であるが、ごく一部の用途として天然高分子系接着剤のよさもあります。天然系高分子樹脂は、各種天然物から抽出、精製し、場合によっては変性させた化合物を高分子樹脂として使用するものです。 ○膠(に […]
2017年12月10日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 様式○土壁( clay wall )106 吉田兼好の『徒然草』第五十五段に「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へがたき事なり・・・」とあります。 現代の日本では、開放的な建物が好まれますが、昔から雪国の人々は夏 […]
2017年9月2日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 道具○鏝の柄と鏝の素材(Trowel handle and iron materials)105 鏝の柄とは、鏝を握る部分のことで、このハンドルによって鏝操作を決定付けます。関東では漆喰工事が多いため力の入り易い鷲掴みとなり、柄が卵形になります。関西地方は土物が多く親指を柄の上部に添えて握る持ち方になります。よって、 […]
2017年7月17日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 建築様式○看板建築( Signboard building )104 看板建築の基本的プランは木造2階建ての店舗兼住宅で、屋根裏部屋を造り、建物前面を平坦としています。通りに面した表半分を店舗にし、裏半分を住宅のものが多くあります。看板建築は、関東大震災後の復興で、主通りの道幅が広くなり、 […]
2017年6月15日 / 最終更新日時 : 2017年6月15日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 建築様式○松本の海鼠壁( Matsumoto’s sort of exterior wall tiling finish )103 長野県松本市には、様々な海鼠壁が見られます。 地元左官屋の噺では、「海鼠壁は鏝一丁で仕上げることが多い」といいます。松本の海鼠壁は亀甲模様、四半張り、七宝模様、馬乗り目地と変化に富んでいます。特に松本の土蔵は、各地へ […]
2017年5月27日 / 最終更新日時 : 2017年5月27日 鈴木建塗工業㈱ 左官一服噺 左官一服噺 建築様式○看板建築2( Signboard building2 )102 看板建築とは「江戸期よりの町屋の近代化に於ける最初の発展段階を示す昭和初期の都市住居の形式である。」とあります。ならば、看板建築以前の江戸期よりの町屋とは、「何であるか?」ですが。看板建築の名称の生みの親である藤森照信氏 […]