外壁の各部位及び部材に要求される性能は、居住空間を安全・快適かつ機能的に使用できることであります。これらを満たすためのフォームをといつも考えています。以下の「外壁のリフォームに関連するページ」は弊社が今まで積み重ねてきた、経験に基づくものです。参考にしていただきたいと思います。

外壁のリフォームに関連するページ

 外壁・それに付随する塗装改修工事  剥離・剥落のある仕上げ材料の改修  街中の土壁を可能にするには・・・?  
コンクリート下地の不具合とその対処法  一部剝落した外壁の改修   経年劣化による外壁タイル改修工事  地震に「よるタイルの剝落の改修方法
  木造モルタル外壁の改修工事   費用負担が少ない土蔵の改修 外壁の漆喰やタイルの汚れの解消   セメントボード板で界壁の増設

まずはご自宅を一周りして、外壁を眺めてください。

外壁に白い汚れがでたり、ひび割れが見えたら、外壁に雨水が侵入している証拠です。すぐに当方に連絡ください。一級建築士が調査・診断を行い適切な改修方法を提案いたします。

外壁のひび割れ・発華

外壁のひび割れ・白華

外壁を見て、上部の写真や、下部の「外壁の劣化状況」にある状態が見られたら、建物に何らかのダメージを与えています。初期の診断・初期の治療がご自宅を守る秘訣でもあります。劣化の経過の把握は重要で、弊社では、病がどの程度進んでいるか見極めます。

モルタル塗り仕上げ層での劣化の代表として剥離や剥落があります。ここでは主にコンクリートで考えてみます。コンクリート躯体とモルタル仕上げ層間やモルタル塗りの下塗り・中塗り・上塗りの各界壁でも剥離(浮き)が見られます。これらの各層間はタイル仕上げでも同じです。

まず、壁面にひび割れが発生したとします。そして、壁に振動を受けたり、壁全体の動きによって、浮きが生じます。さらに、剥離・剝落と症状が悪化していきます。

剥離が生じている箇所には必ずといってよい程、ひび割れが発生しています。しかし、ひび割れが発生していても、すべて剥離しているとは限りません。ひび割れは、病気の発生箇所を見つける手段でもあります。

外壁の劣化状況

ひび割れとよく言われるものです。幅が広く成長しています。印を付けて観察してください。

窓やドアの出隅によく発生します。

亀甲状のひび割れで、改修工事でシーラーを塗布したら、くっきりと浮き上がりました。

藻や黴が発生しています。ひび割れをあり、このような状態ですと、土台部分の腐朽がよくみられます。

ひび割れ2

手すり天場からの雨水によるひび割れと汚れです。

モルタルがふくれた状態です。外壁としてかなり重症なケースです。

仕上げ部分とモルタル界面で剥離があります。

地震時によるモルタルの剥落です。危険な状態です。

ひび割れ

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改修方法は、事例がありますので参考にしてください。

コンクリートの外壁にひび割れ、鉄筋の爆裂等の現象は鉄筋コンクリート躯体の劣化を早めます。 

簡易な補修工法として、ますは劣化箇所を、ポリマーセメントモルタル(アツモル)で補修します。

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鉄筋が錆びて膨張しています。膨張の力で、コンクリートを外側に押し出して、爆裂・剥落させます。雨水によって、さらに、っこから鉄筋の錆が成長していきます。

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鉄筋のさびをワイヤブラシで落として、弊社開発のアツモルポリマーセメントスラリーで鉄筋に塗布します。このスラリーはペーハーが13に近く強アルカリ性です。この工程によって鉄筋は、錆の元凶となる酸を排除します。

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弊社のポリマーセメントモルタルのアツモルで断面損部を補修します。

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アツモルで上塗りをして整形します。

弊社開発のアツモル

弊社開発のアツモルは、セメントに混合骨材と合成ゴム系ラテックスを混和させたものです。塗り厚が10mm.~50mm.を連続して塗れるものです。

アツモルは、可使時間が長く、練り置きしても加水せずに再混練りすれば、すぐ塗り易い元の軟らかさに戻ります。まだ固まらない状態で追かけ塗りを連続して厚く塗り足していってもダレたり、ダレ落ちたり、剥がれ落ちたりしません。庇や窓まぐさなどの出隅部の欠けや局所的な欠落部も、待ち時間をあまり置かずに、仕上げ表面まで塗り上げることができます。これは既存のモルタルでは決して得られない特長です。

ようかんと呼ばれるアツモル試験体

アツモルの試験体で、「ようかん」または「4・4・16(よん・よん・じゅうろく)」と呼ばれる試験体です。

アツモルの塗り断面

アツモルの塗り断面

欠損部分のアツモルでの補修

欠損部分のアツモルでの補修

弊社開発のアツモルは性能・機能に優れています。物性はご覧の通りです。

アツモルの物性

試験項目 アツモル プレーンモルタル(ポリマー無混入)
単位容積質量(練上がり) 約1.7 1.9~2.1
長さ変化(28日材齢) 7×10-4 9~11×10-4
圧縮強度(kgf/cm/m2)(28日材齢) 260 300
透水量(g) 3~8 50
接着強度(kgf/㎠) (28日材齢) 26 12

 シーリングの打ち替え

シーリングは太陽の光、大気汚染で劣化します。外壁のリフォームでは、まずきれいに、見た良くが先行してシーリングのことが忘れがちです。雨水の浸入をストップさせれにはシーリングが大きな働きをします。シーリングにも、気を使いところです。

それでは、シーリング材の種類と特徴を表します。

シーリング材の種類と特徴

シーリング材の基材 硬化のメカニズム(一液性) 主な使用箇所 仕上げ材料との相性
変性シリコン 湿気硬化型 サイディングの外壁 塗装可能
ウレタン系 湿気硬化型 ALC板 紫外線によって劣化、塗装仕上げが必要。
ポリサルファイド系 湿気硬化型 石の目地 ブリードの汚れがでる。バリヤ-プライマ-を塗布。躯体目地。
シリコン系 湿気硬化型 ガラス、銅版、キッチンや浴槽廻り 塗装不可能、逆プライマーが必要。
アクリル系 乾燥硬化型 内装目地、水性で取り扱いが簡単。 塗装可能、収縮大・耐久性劣る。

シーリングの打ち替え工法

洗浄では取れにくいシーリング材の特質は、防水性の他に接着性と柔軟性(変形追従性)があります。しかし、経年で劣化します。劣化要因は接着性と柔軟性が失しなわれることであります。また、目地周辺にシーリング材料の油分が溶出し壁面に汚れをきたします。シーリングの打ち替えは改修工事の一種で、シーリング材を除去・撤去して、下地処理をし、新しいシーリング材を充填するものです。打ち替えでは、除去・撤去に手間取ります。特に二面接着の場合は、楽にシーリングを撤去できますが、写真にあるような三面接着ですと目地底にシール材が接着しているので、撤去するのに余計に手間がかかります。

シーリングの改修工事は、今回のような打替えと、既存シールの上に、撤去しないで増し打ちする方法があります。

シールを専用プラグで切断

シールを専用プラグで切断

シールをカッターで切断

シールをカッターで切断

シールを手で剥ぎ取る

シールを手で剥ぎ取る

目地部のプラマー塗布。

目地部のプラマー塗布。

シールの打ち込み

シールの打ち込み

シールの整形

シールの整形

仕上がり

仕上がり

仕上げの違い

補修が終了すると次の工程が美装仕上げになります。ここでは、簡単な外壁の補修方法をお知らせしましたが、その補修の後には、化粧の仕上げがあります。その化粧の方法として下の表にある工法で建物を見違えれせます。

仕上げの違い

工法
塗り厚
道具
*価格
塗装仕上げ
ミクロン単位
刷毛・ロ-ラ-
1500~
吹付け仕上げ
0~10mm.程度
吹付け用ガン器
1200~
左官仕上げ
2~10mm.程度
鏝・ローラー
2000~
*材質・工程によって異なりますのでお問い合わせください。(下地処理は別途になります。)

外壁の吹付け・トップ仕上げ材料の比較

塗装材料
材料の特徴
*価格
ウレタン樹脂
 
かつて万能型の塗料ちして広く使用され、実績も多くあります。現在でも木部や雨樋等の塗装はウレタン塗料を使用します。耐候性、耐水性、耐薬性にも特に優れていますが最近は耐久性の高いシリコン系の押されがちです。
吹付けタイル2,5000~
シリコン樹脂
 
現在最も多く使用されている塗料でアクリル塗料にシリコンを添加しています。塗料の艶の耐久性がこれで延びました。
吹付けタイル2,800~
遮熱材料
 
赤外線を反射し、建物の温度上昇を抑える効果があるため、冷房費の削減となります。塗料の色調は、濃い色より淡い色の方が、反射率として高くなります。遮熱の性能を維持するためには、専用のアンダーフィラーが必要です。
アンダーフィラー込み
3,200~
断熱材料
 
塗料して有名なガイナです。断熱のメカニズムはバルーン状の中空ビーズで、断熱性能を高めたものです。詳しくはガイナのホームページをご覧ください。
下塗り剤込み
4,200~
*材質・工程によって異なりますのでお問い合わせください。

吹付け  テクスチャー